Camino #1 Sarria→Ventas de Naron 34.3km

サリア(Sarria)8時半。日の出を待てスタート。人気が無い路地を走る。気温5℃でレインジャケットに手袋でも、走らないと寒い。

スペイン北部のキリスト教聖地サンティアゴへは、中世から多くの巡礼路が続いている。なかでもフランス国境から800kmの巡礼路は世界遺産に登録され、巡礼者は年間20万人と言われる。100km以上の巡礼で巡礼証明書がもらえるため、114kmのサリアからスタートする巡礼者が多い。
ランナーとしては巡礼路を走ったら楽しそうだ。スペイン巡礼路ラン企画の発端である。信仰のためではなく観光やスポーツ目的の巡礼者も多いので、走ることに問題は無いようだ。

心配のひとつは、道に迷わず巡礼路を辿れるか。ルートアプリをスマホにセットしてきたが、走りながら確認することは難しい。しかしサリアの街中では、黄色い矢印が各所にあり迷うことは無かった。道路工事中の箇所では、迂回路が黄色い矢印で示してある。

サリアの街を離れると巡礼者が次々と現れる。皆どこに泊まっていたのだろう。朝日がまぶしい。歩く巡礼者を次々とパス。

巡礼証明書をもらうためには、巡礼手帳(クレデンシャル)にスタンプを押印する必要がある。スタンプはアルベルゲ、カフェ、教会などに用意してあるらしい。サリアからしばらく離れてカフェを発見。早速スタンプを押印する。

走り始めて数時間。巡礼ランはロングトレイルだと気づいた。ダート比率50%位。適度なアップダウン。途中エイドのようにバルやカフェが現れ補給可能。その日の走行距離から巡礼宿(アルベルゲ)を目的地にする。関門を自分で決めるようなものだ。
これにはランナーは魅了される。

郊外では写真のようなホタテ貝の標識(モホン)が頼り。それでもコースをロストしてしまった。走るとどうしても標識を見落としてしまう。ダートコースを外れてしばし舗装路を走り、ルートアプリで確認して巡礼路に戻る。
遠くにポートマリン (Portomarin)の街を望む。

ポートマリンの街。大きな街でランチと考えていたら巡礼路沿いにはレストランが無く戸惑う。出会った日本人巡礼者に、巡礼路から少し離れた教会の近くと教えられ、坂道を上がる。

午後は日差しが強くなり半袖で充分。走行距離30kmを越え、そろそろ本日の宿泊アルベルゲ選択の時間だ。ルートガイドアプリで現在地Hospital de la Cruzのアルベルゲを探すが、2軒あるアルベルゲにはいずれもWifiが無い。これは致命的だ。一つ先のVentas de Narónまで走って、CasaMolarHostelに決定。

ベッド数22のアルベルゲは巡礼者で賑わっていた。シャワーを浴びて洗濯。午後の日差しを浴びながらビール。至福の時

街から離れた田舎なのでアルベルゲのレストランを皆利用。そうなると自然に国際交流。